刹那
「喪失した記憶を探し、彷徨える天使。
何かが足りないという気持ちは――僕にも、何となく分かる」
リリス
「神に拝謁を許される、正真正銘の大天使。
……そのはずなのになー。何でかこう、心配になってしまう。
このときめき……恋というよりは呪いに近いわ」
空見
「いつも、心のどこかで何かを探し続けているみたいだね。
でも、それが本当に『天使ラジエルの書』なのか――それとも、違う何かなのか。
本人も分かってないんだろうなぁ」